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執筆者の写真Virtual Girl Nem

VRダンスの"3つのメリット"とは!?【みんなで踊ろうメタバースデイ】

更新日:6月21日

two images showing VTuber Nem and choreographer dancing in the same movement in VR and physical world

🔎 この記事のお勧めポイント

XRデバイスのトラッカーやセンサーの技術向上により、VRの世界では身体を動かすさまざまな健康活動ができるようになりました。メンタルヘルスケア効果のあるセラピーとして、今VRが注目を集めています。最近行われたVRダンスイベントを経験したねむの、VRダンスの基礎に関する洞察を共有します。(VIVERSE編集チームより)


みんなでVRで踊ってメタバースで健康になっちゃおう!プロダンサーと医療者監修のVRダンスイベント「みんなで踊ろうメタバースデイ」が5/5に開催され、多数のVR住人で盛り上がり、メタバースの健康促進への活用の可能性が改めて浮かび上がりました。

この記事では、実際に参加してわかったVRダンスの「3つのメリット」、デメリットや注意事項、みんなの感想をまとめました。VRダンスの振付動画も公開したので、ぜひ実際にVRダンスに挑戦してみてください。


VRダンスの3つのメリット

実際に参加してわかったVRダンスの「3つのメリット」を以下にまとめてみました。

①可愛いアバターの姿でポーズを決めるのが楽しい!

可愛いアバターの姿でポーズを決めるのが楽しい - みんなで踊ろうメタバースデイ
可愛いアバターの姿でポーズを決めるのが楽しい - みんなで踊ろうメタバースデイ

メタバースの世界ではコントローラーの操作だけで移動が出来てしまうため、人によっては運動不足になりがちです。座った状態のままつねにフワフワ浮いているような人も少なくありません(私ですw)。言ってみれば無重力空間で過ごしている宇宙飛行士のようなもので、長時間メタバースで過ごす場合は意識的に運動を取り入れた方がよさそうです。

VRダンスでは、「可愛い」「かっこいい」自分の理想のアバターの姿で踊ることができるので、ポーズを決めるのが最高に楽しくなります。これが実際にやってみると想像以上に楽しく、アバターに拘りのあるVRの住人にとって、身体を動かす大きなモチベーションになるのではないでしょうか。

先行研究でも、仮想空間でのエクササイズは「運動量の増加」に加えて「精神的な充足度を高める」効果があるとされており、心身双方に効果的なのではないかとされています。

②フルトラならリアル全身運動できる!

フルトラならリアル全身運動できる - みんなで踊ろうメタバースデイ
フルトラならリアル全身運動できる - みんなで踊ろうメタバースデイ

今回のイベントでは、VRで3点トラッキング(ゴーグルと左右のコントローラーのみ)で参加した方、VRでフルトラ(腰や足にトラッカーを付けて全身を動かす技術)で参加した方、デスクトップで画面の前で踊る形で参加した方と、それぞれ思い思いの方法で仮想空間に集まりダンスを行いました。

特にフルトラで全身の動きをアバターと連動した場合は、家にいながらにして身体全体を使ったダンスパフォーマンスを楽しむことができます。

 

③メタバースなら皆で時空を超えて集まってダンス練習できる!

メタバースなら皆で時空を超えて集まってダンス練習できる - みんなで踊ろうメタバースデイ
メタバースなら皆で時空を超えて集まってダンス練習できる - みんなで踊ろうメタバースデイ

運動が続きずらい一番の原因は、やはり一緒に運動をする仲間を見つける難しさにあるのではないでしょうか。

メタバースであればVRゴーグルを被るだけで瞬時に同じ場所に集まることができますし、同じ空間を共有することで仲間と一体感を感じやすいです。VRダンスは現在一大カルチャーとなっており、様々なタイプのイベントが行われています。

筆者がスイスの人類学者リュドミラ・ブレディキナと共同で実施した「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」では、回答したソーシャルVR住人約2,000名のうち、「よく参加するコミュニティやイベント」に「ダンス・運動関連」を挙げていた方の割合はVRChatの場合20%、clusterの場合23%に上りました。地域別では、特に北米において37%と、非常に高いダンス・運動への関心が伺えました。

コミュニティ (サービス別) - ソーシャルVRライフスタイル調査2023
コミュニティ (サービス別) - ソーシャルVRライフスタイル調査2023
コミュニティ (サービス別) - ソーシャルVRライフスタイル調査2023
コミュニティ (サービス別) - ソーシャルVRライフスタイル調査2023

VRダンスのデメリットと注意事項

VRダンスの様子 - みんなで踊ろうメタバースデイ
VRダンスの様子 - みんなで踊ろうメタバースデイ

VRダンスのデメリットとしてはVR機材が必要なことと、機材への習熟が必要なことが考えられます。VRゴーグルをかぶったまま身体を動かすのは慣れないうちは難しいため、無理のない範囲で行うように気をつける必要があります。

また、VRゴーグルによっては汗で蒸れやすい場合があるので熱中症に注意したり、ダンスに夢中になって壁に激突してしまわないように周囲に十分なスペースを取るように注意する必要があります。

 

プロによるVRダンス振付動画「メタバースデイ」

プロダンサーKANAME先生が「メタバースデイ」に振付したダンス練習用の動画を公開しました。ぜひ実際にVRダンスに挑戦してみてください。こちらの映像と音声は「踊ってみた」に自由にお使い頂けます。


※メタバースデイ:「メタバースで生きていく」をテーマにした、バーチャル美少女ねむのオリジナル曲です。


5/5にメタバース「cluster」内で実施したイベントの配信アーカイブを無償公開中です。数多くのメタバース住人がアバターの姿でダンスに挑む模様をぜひご覧ください。


GWはメタバースで健康促進! プロのインストラクターによるダンスイベント『みんなで踊ろうメタバースデイ』clusterで5/5開催

ゴールデンウィークは自宅にいながら参加できるメタバースで世界中の人々と一緒にエクササイズに挑戦しませんか? バーチャル空間を活用した健康促進を目的とするコミュニティ「ダンスフィットネス集会」は2024年5月5日、ダンスイベント『みんなで踊ろう!メタバースデイ』をclusterで開催します。参加費無料で、VR機器のない方も参加・ライブ視聴が可能です。プロのダンスインストラクターによるリード、医療者監修による本格的プログラムです。MoguLive VTuber Award 2023で「今年最も輝いたVTuber」に選出されたVTuber・バーチャル美少女ねむも参加し、楽曲にはねむオリジナル曲「メタバースデイ」を使用します。ダンスフィットネス集会は今後様々なダンスイベントを展開していく予定です。


<3つの特長>

  1. 実績あるダンサーのレクチャー

  2. 医療者監修のプログラム

  3. 専用コミュニティで継続困難感の解消



【出演者プロフィール】

バーチャル美少女ねむ(VTuber、作家)

黎明期のメタバースに生きる”原住民”にしてその可能性を伝えるメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber。著書『メタバース進化論(技術評論社)』で「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門”大賞”を受賞。国連「IGF京都2023」登壇。MoguLive VTuber Award 2023では「今年最も輝いたVTuber」に選出された。

 

うぇあ@医療メタバースエバンジェリスト(理学療法士)

服を着替えるように、色んな自分に出会って欲しいと言う想いから「うぇあ」と言うハンドルネームでメタバースイベントを開催している。2022年4月にオンライン学術団体のメタバース医療協創大学を発足する。2023年10月21日Clusuterにて行った『メタバース医学会』では、メタバース内の有識者に協力頂き1600名を動員。2024年よりメタバースを活用した健康促進について実証実験と研究を開始する。

 

KANAME(ダンサー、モーションキャプチャーモデル)

「Twice Dome Tour 2018」、「欅坂46 欅共和国 2018」、パラリンピック1周年記念イベントにダンサーとして出演。Kis-my-Ft2「A10TION」にはMVにも出演した経歴をもつプロダンサー。ダンスレッスン講師の経験や、3Dモデルのモーションキャプチャーモデルの経験もあり。2024年4月にバーチャルダンサー講師としてClusterで活動を開始。


【イベント協力】

カメしょう(バーチャルカメラマン:撮影)


Yukimalo(Vtuber:MC)

イベントの様子


 

✍️ バーチャル美少女ねむ/Nemについて

A picture of Virtual Girl Nem, Japanese VTuber (Virtual YouTuber), Writer, Singer.

VTuber / 作家 / メタバース文化エバンジェリスト「バーチャルでなりたい自分になる」人類の進化を企む美少女アイドル♪『メタバース進化論』でITエンジニア本大賞

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