🔎 この記事のお勧めポイント
VR睡眠という言葉を聞いたことがありますか?実際、VR睡眠は数年間実践されています。多くのVRヘビーユーザーは、孤独感を和らげるだけでなく、仮想空間でユニークなソーシャルインタラクションを探求するために、一緒に仮想の睡眠セッションに参加しています。研究によれば、没入型の仮想環境が睡眠の難しさの改善に寄与する可能性すらあります。ねむの実体験に迫り、この興味深い現象の利点を発見しましょう!(VIVERSE編集チームより)
VRヘッドマウントディスプレイを被ったままみんなで集まって眠る、メタバースの最新文化「VR睡眠」VRChatのヘビーユーザーでは、毎日VR睡眠をするような猛者も存在します。この記事では、その実態や方法、メリットデメリットを見ていきましょう。
「VR睡眠」とは何か?
(画像引用元:NHK ねほりんぱほりん『バ美肉おじさん』より)
VRヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)を被ったままVR世界で複数のユーザーが擬似的に一箇所に集まり一緒に眠る行為のこと。修学旅行のように、寝ている間も他者と一緒にいる多幸感を得ることができ、VRであるため現実で知らない相手とでも安全に同じ場所で睡眠をとることができる。
(画像引用元:NHK ねほりんぱほりん『バ美肉おじさん』より)
数年前より「VRChat」などのソーシャルVRで静かなブームとなっており、寝る時間はほぼ毎日必ずVR睡眠するようなヘビーユーザーも存在する。
(画像引用元:NHK ねほりんぱほりん『バ美肉おじさん』より)
NHK人気番組「ねほりんぱほりん」にゲスト出演した「バーチャル美少女ねむ」により番組中で紹介されたことから一般にも知られるようになった。現在コロナ状況下によるソーシャルディスタンスの背景もあり、リスクなく他者と安全に繋がりを感じる新たな方法として注目を集めている。
(画像引用元: NHK ねほりんぱほりん『バ美肉おじさん』より)
「VR睡眠」をする方法
HMDを被って、VRChatなどのソーシャルVRに集合して眠るだけなのですが、当然ながら完全にメーカーの想定外の使い方です。現在のHMDはそこまで長時間被ることを想定していないため、重さもありますし、慣れないとかなり寝苦しいです。
また、横になった状態で被るように作られていないので、後頭部に突起物があったりして、なかなか体勢が安定しません。枕を2つ用意して頭を挟んだり、ビーズクッションに頭を乗せたりなどの工夫が必要ですアバターの身体をVR世界で寝転ばせるための工夫も必要です。VRChatなどでは、自動的にアバターを寝転んだ体勢にしてくれるVR睡眠の専用ワールドも多数存在します。「睡眠ワールド」などでTwitter検索するとたくさんでてきます。
アバターに強制的に睡眠体勢をとらせる「VRC睡眠システム」などもあります。
寝転んだ状態でも身体の寝相を完全にアバターと連動させたい場合は、フルトラ(全身フルトラッキング)という技術を使います。腰と足にトラッカーと呼ばれる機材を装着し、現実の世界で寝転んだ体勢をとるとアバターも全く同じように寝転ぶ事になります。
ただ、このトラッカーはそこまで長時間バッテリーが持つわけではないので、VR睡眠をする場合はには、外部バッテリーを増設するなどの工夫が必要になります。
「VR睡眠」のメリット・デメリット
メリット:
なんと言っても、みんなで寝られる多幸感が得られること(一人じゃないので寝るのが寂しくない、起きた時に誰かがそばにいてくれる)
VRなので他人とも安心して同じ空間で寝ることができる
デメリット:
現在のVR機器はVR睡眠に最適化されていないため、汗がこもりやすかったり、慣れていないと睡眠が浅くなり熟睡しずらい
実際の「VR睡眠」の様子
さあ、そんな素敵な「VR睡眠」の世界…!!! あなたも今すぐ挑戦したくなったと思いますが、なかなかハードルが高い事ですよね。まずは、こちらの動画 (10分) で実際の「VR睡眠」の様子をぜひご覧ください。
✍️ バーチャル美少女ねむ/Nemについて
VTuber / 作家 / メタバース文化エバンジェリスト「バーチャルでなりたい自分になる」人類の進化を企む美少女アイドル♪『メタバース進化論』でITエンジニア本大賞
Commentaires